ここ最近はNetflixの映画ばかり見ています。
どハマり中です。
今回見たのは『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』です。
ジャンルはクライムアクションでちょっとSFはいってます。
個人的には重苦しい雰囲気の映画はあまり好きではないので、評価は高くありません。
あとは上映時間が2時間30分もあるから見る前は「けっこう大作なのか?」と期待しましたが、ぶっちゃけ言うと「この映画は2時間で十分」です。笑
といろいろとツッコミどころ満載の映画ですが、山場から終盤にかけてのアクションはおもしろかったです。
そんな映画『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』のネタバレあり感想です。
それではどうぞ。
映画『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』とは?
Netflixオリジナル映画です。
原作はグラフィックノベルで、オリヴィエ・メガトン監督が映画化しました。
オリヴィエ・メガトン監督は『トランスポーター3』や『96時間リベンジ』『96時間レクイエム』などの監督です。
これらの作品と同じようにラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムのアクションもけっこう派手なシーンが多かったですね。
あらすじと予告動画
近未来。
アメリカ政府は犯罪を防ぐため、人間の脳内シナプスを操作し、違法行為を阻止するシグナルを発信する計画を実行に移そうとしていた。
そんな中、経験豊富な犯罪者のブリックは弟を殺した犯人を”デュモイ家”の長男ケヴィンから聞き出すために仲間を集めて強盗団を結成、シグナルが発信される前に“アメリカ史上最後の強盗”を行おうとする。
出典:Wikipedia
アメリカの犯罪が多発している中、APIシステムという犯罪を抑制する装置ができます。
このAPIシステムは残り何日かで起動することがアメリカで決まりました。
起動されれば犯罪を犯すことは不可能になります。
このあたりがちょっとSFがはいっていて、おもしろい設定だと思います。
ただストーリーのメインはAPIシステムではなく、10億ドルを強盗することです。
ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの登場人物&キャスト
ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの登場人物とキャストを簡単に紹介しておきます。
グラハム・ブリック / 演:エドガー・ラミレス
犯罪者の中でも大物らしいです。
基本的に寡黙。
弟が刑務所で殺されて、復讐のためにケヴィンに手を貸します。
しかし、復讐と強盗が何の関係があるのかさっぱりわからなかった笑
グラハムを演じるのは『ドミノ』『ボーン・アルティメイタム』『X-ミッション』に出演しているエドガー・ラミレス。
シェルビー・デュプリー / 演:アンナ・ブリュースター
ケヴィンの婚約者。MIT卒の一流ハッカー。
登場していきなりグラハムとセックスします。
なんでいきなりセックスするのか謎だった?アメリカってこんな感じなの?
実は妹がFBIに捕まっているためにケヴィンの情報をFBIに渡しています。
ケヴィン・キャッシュ / 演:マイケル・ピット
街で一番大きい組織を持つデュモイ家の長男。
APIシステムが起動するまでに歴史に残るような大きい犯罪がしたいと名声を欲しがっています。
過去に父親の継母とセックスしたために親父と不仲に。
中盤で親父をオノで殺して、妹を銃で撃ち殺します。(メチャクチャや)
刑務所で何も感じないようになったため、APIシステムが効かなくなったみたいです。
演じるのは『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演していたマイケル・ピット。
ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムのネタバレ感想
終始、どんよりとした暗い雰囲気で進んでいくのが個人的にはあまり好きではなかったですね。
まあクライム映画なので仕方ないのかもしれませんが。
ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムは批評家からはかなり酷評みたいです。
Wikipediaには
RogerEbert.comのブライアン・タレリコは本作に5つ星評価で星0.5個を与え、「『ラスト・デイズ・オブ・アメリカン・クライム』が犯した唯一の罪は映画化されてしまったことである。これほどつまらなく、醜悪で、心に響くものがない作品はそうそうお目にかかれるものではない」と述べている。
引用:Wikipedia
とかなりキツイことを書かれています。
僕の感想としてもツッコミどころ満載で惹かれるものが少なかったかな。
唯一、終盤のアクションは盛り上がりはおもしろかった。
上映時間が長い!2時間30分もいらないかな
まず上映時間の2時間30分に驚愕。
見る前から少し萎えました笑
ただ上映時間が長い映画って大作が多いので、「おもしろい映画なのかもしれない?」と期待して見ました。
ところがどっこい、大作じゃねー。
ぶっちゃけこの映画は2時間で十分だと思います。
むしろ個人的には1時間30分ぐらいでまとめてくれた方がもっと集中して見れた気がする。
主人公のグラハムは結局何がしたかったんだろう?
グラハムがケヴィンに協力した理由が最後まで今イチよくわかりませんでした。
ケヴィンに弟は看守に殺されたって聞いて、なぜ強盗することが復讐になるのだろうか?
(実はケヴィンが弟を殺したんだけど)
復讐とか関係なしに根っからの犯罪者なのだろうか?
それともお金を得て、カナダで裕福に暮らしたかったのだろうか?
(そういえばそんなことも言っていた気が・・・)
そうなってくると「弟の話って必要あった?」って思っちゃいます。
グラハムの心情がイマイチつかめなかったので共感や感情移入がしにくかったですね。
だいぶ客観的に見てしまいました。
あの警官(ソーヤー)は一体何だったんだろう?

途中で重要人物のように出てくる警官が一人いました。
APIシステムで犯罪がなくなろうとしているにも関わらず、巡回に行ったりして警察の仕事が生きがいみたいな人です。
どこでつながってくるのかと思いきや、シェルビーがAPIシステムをハッキングしている時に見つけ尋問しようとするが、殺されます。
注目させてた割にはあっけない死に方です。
インパクトもありません。
原作では、もしかしたら警官も重要な登場人物なのかも知れませんが、本作では大した役割を担っていません。
もっと話に絡めるか、いっそのこと登場なしにして欲しかったですね。
ツッコミどころ満載だった
とりあえずラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムはツッコミどころ満載でした。
「ん?」って不思議に思ったところをまとめました。
- 上映時間が長すぎる
- グラハムが何がしたかったのかよくわからない
- 警官ソーヤーを長いこと登場させたわりにあつかいが薄い
- 炎に包まれているのに燃えないグラハム
- 簡単にハッキングされるAPIシステム(警備も甘い)
- 「止まれ!」を無視して歩き続けるシェルビーを撃たずにずっと後ろをついていく警官。
- カナダの国境警備隊の追跡が甘すぎる
などなど、もっとあった気がするけど、こんなものですね。
「映画なんだから細かくツッコミ入れたダメよ。」って声が聞こえてきそうですが、僕は実はあまり細かいところを気にしないタイプです。
なのにけっこうツッコミどころ満載だったので、多くの人も気になるんじゃないかなー?
終盤にかけてのアクションの盛り上がりは最高
このまま終わると「ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムはヒドイ映画だな・・・」となりそうですが・・・
おもしろかったところも、もちろんありますよ。
個人的にはケヴィンが親父を殺したあたりからラストにかけてのアクションはおもしろかったです。
序盤は話がゆっくりと進むのですが、中盤からはアクションがガッといきなり盛り上がります。
カーアクションから銃の撃ち合い、やピンチや裏切りなどが起こります。
このあたりのアクションはさすが『トランスポーター3』や『96時間リベンジ』『96時間レクイエム』などの監督をしたオリヴィエ・メガトン監督だなって感じです。
なので中盤からはあっという間に時間過ぎますよ。