ゲーム・オブ・スローンズ

ゲームオブスローンズのアリアとジャクェンの「顔のない男」の謎を解説

ゲームオブスローンズを見ていて、話がよくわからないシーンが時々あります。

「ん?これはどういうこと?」

初見でそう思うことは珍しくないのではないでしょうか。
(私はよくありました笑)

そこでゲームオブスローンズがさらにおもしろくなるように、ゲームオブスローンズの疑問を解決していこうと思います。

今回はアリアの「顔のない男」編です。

シーズン5でアリアがジャクェンを頼って、ブレーヴォスに渡り、「黒と白の館」を訪ねます。

そこからアリアの「顔のない男」編が始まります。

私は、アリアが強くなるために修行しているんだなって思ってなんとなく見てました。
しかし、内容がわかったかと言われれば、よくわかっていませんでした。

「ヴァラーモルグリス」や「顔のゲーム」や「顔のない男」など、よくわからないことが多いですよね。

そんな「顔のない男」の謎を、この記事で解説していきます。

ちなみにネタバレになりますので、シーズン5まで見てない方はご注意ください。

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「顔のない男」とは

「顔のない男」とは、一言で言えば、”数多の顔の神”を信仰している暗殺集団です。

特徴としては、外見を自由に変えることができ、外見を変えた人物のアイデンティを引き継ぐこともできます。

呼び方が統一されておらず、「顔のない男」「顔のない男たち」「誰でもない者」など呼ばれています。

「顔のない男」の発祥については作中でジャクェンが話しています。

顔のない男たちの始まりはヴァリリアの奴隷だった。
”数多の顔の神”から贈り物について学び、仕えた者にその秘技を教えた。
大勢が仕え、贈り物が与えられた。
支配者(ヴァリリア)たちは死に「顔のない男たち」も消えた。
消えた「顔のない男たち」は、ブレーヴォスに館(黒と白の館)を建てた。
この館には、彼らが生前まとっていた顔が収められている。
最初の「顔のない男たち」だ。

奴隷から始まったんですね〜。

ちなみにヴァリリアは「破滅」と呼ばれる災厄で滅びます。

 

アリアの「顔のない男」編の流れ

本編の「顔のない男」編の流れはというと、

  1. アリアが強くなるために、ジャクェンを訪ねてブレーヴォスの”黒と白の館”にやってくる。
  2. アリアは、床掃除や死体の身体をふく仕事をさせられる。
  3. 顔のゲーム。
  4. 1回目の暗殺の仕事。
  5. アリアは暗殺の仕事を放棄して、ブレーヴォスに来ていたマーリン・トラントを殺す。
  6. アリアは償いとしてジャクェンの視力を奪われる。
  7. 視力を失い、物乞いをしながら、ウェイフと棒で戦う。
  8. ジャクェンに視力を戻してもらう。
  9. 2回目の暗殺の仕事。
  10. アリアまたもや放棄。
  11. ウェイフがアリアを殺しにかかる。
  12. アリアがウェイフを返り討ちにする。
  13. ジャクェンに「誰でもない者」になったと認められ、ウェスタロスに戻る。

大まかにまとめるとこんな流れになっています。

アリアは、殺しのリストを達成するために、ジャクェンの元に武者修行しに行っているようなものです。

全体の流れだけを見ているとわからないところなどなさそうな感じですが、内容を見ていくと初見ではなかなか理解しづらいところがあります。

初見の人では、わかりにくいところや謎をここから解説していきます。

 

「顔のない男」編の謎の解説

「顔のない男」編はシーズン5からシーズン6までアリアのパートで描かれていますが、明確な説明がなく、抽象的な感じなので、初見で理解するのが難しい人もいると思います。

「顔のない男」編の謎を解説していきますが、私の主観や考えも交えながら解説していきますので、参考程度に読んでください。

「へー。そういう見方もあるんだ。」

これぐらいがちょうどいいです笑

謎1:ヴァラーモルグリスってどういう意味?

ゲームオブスローンズのヴァラーモルグリス出典:IMdb

まずは「ヴァラーモルグリス」です。

ハレンの巨城でジャクェンがアリアにコインを渡し、自分を必要とするときはブレーヴォスから来た人間に渡して”ヴァラーモルグリス”と言えばよいと言います。

その言葉の通り、アリアがブレーヴォスに向かう際に船長にコインを渡し「ヴァラーモルグリス」と伝えると、船長が態度を変え、船に乗せてくれます。

この「ヴァラーモルグリス」とは?

意味は「すべての者は、いつか死なねばならぬ」です。

ちなみに「ヴァラーモルグリス」と言われて、返す言葉が「ヴァラードヘリス」で「すべての者は、仕えねばならない」という意味だそうです。

「顔のない男」の始まりはヴァリリアの奴隷からで、奴隷が奴隷から解放されるのは死するときのみです。

つまり、この「ヴァラーモルグリス」「ヴァラードヘリス」は奴隷たちの一種の挨拶のようなものだったみたいです。

「顔のない男」はヴァリリアの奴隷から始まるので、この言葉を一種の挨拶として使っていることをブレーヴォスでは知られているのでしょう。

 

謎2:「顔のゲーム」ってどういうゲーム?

「お前は誰だ?」という質問から始まる「顔のゲーム」。

実は私は、最初見たとき、このゲームが何をしているかわかりませんでした。

「なんでバシバシ叩かれてるんだ?」

なんて呑気に思ってました笑

この「顔のゲーム」は、「顔のない男」になるための訓練の一つです。
「顔のない男」は外見を自由に変え、誰にでも化けることができます。

そのため、その化けた者になりきる必要があります。

「顔のゲーム」は他の者になりきれていないとバシバシ叩かれるのです。
他の者になりきれてないとは、相手にウソだと思われたらアウトということです。

最初見たとき、なんでよくわからなかったかというと、誰かになりきっているのだけでなく、アリアとして「顔のゲーム」をすることがあるからです。

例えば、「兄弟は4人いる。」と言って、叩かれます。

本当は5人いるからです。

しかし、私はアリアの他に4人兄弟か5人兄弟かなんて、いちいち覚えてないので、アリアがウソついているってことがわからず、「なんで叩かれた?」ってなってました。

 

謎3:ジャクェンは最終的にアリアをどうしたかった?

アリアが最終的にウェイフを殺し、ジャクェンに「誰でもない者になったな。」と言われます。

しかし、アリアは「私はウインターフェルのアリア・スターク。故郷に帰る。」と言い、その場をあとにします。

「あれ?「誰でもない者」を目指してたんじゃないんですか?」

って言いたくなるようなシーンです。

アリアは「誰でもない者」になるために「顔のゲーム」といった訓練をしていましたが、結果、「アリア・スターク」という自分自身を確立することになりました。

ジャクェンは表情がわかりづらいので、正確ではないですが、アリアが自分を「アリア・スターク」と言ったときに、どこか嬉しそうでした。

ジャクェンはアリアを「誰でもない者」にしたかったのではなく、アリアのままで「顔のない男」のスキルや強さを与えたかっただけなのかもしれません。

 

謎4:ウェイフは何者?

ゲームオブスローンズのウェイフ出典:IMdb

ウェイフとは、アリアと一緒にいた「顔のない男」の見習いでアリアの先輩みたいな女です。

”浮浪児”とも呼ばれています。

ファンの間ではウェイフについて、様々な憶測が飛び交っていました。

  • ウェイフは実は存在していなくて、アリアの内面を表したもう1人のアリア。
  • 実はウェイフがアリアを殺し、アリアになりきっている。

など、あります。

ウェイフという存在はいろんな憶測をすることができますが、私は、そんな深い存在ではないと思ってます。

「顔のない男」の見習いなので、人物情報が少ないだけではないでしょうか。

ウェイフは、もう1人のアリア?

ウェイフは実は存在していなくて、アリアの内面をあらわしたもう1人のアリア説があります。

アリアが失明して物乞いしていた時に、棒でウェイフとアリアが戦い、アリアが棒でボコボコに叩かれます。

しかし、周りにいる人たちは何も動じず、気にもしていません。

このことから、周りにはウェイフが見えておらず、アリアにしか見えてないのではないかという推測が生まれました。

「顔のない男」編はアリアの人格や内面を表すことが多いので、この推測もおもしろいですが、ウェイフは実際に存在しています。

どこのサイトか忘れたのですが、誰かが「ゲームオブスローンズはクリント・イーストウッドが作ったんじゃないから、そんなややこしいのはないよ。」って書いていたのですが、まさにそうだなと思いました笑

ウェイフがアリアを殺し、アリアになりきっている

よく思いつくなってぐらいおもしろいですが、間違いなくこの推測はないでしょう。

ウェイフに追いかけられたアリアはニードルのある部屋に行き、ろうそくを消し暗闇で戦い、結果、ウェイフに勝利します。

その時、実は、ウェイフがアリアを殺し、ジャクェンの前にアリアになって現れたというオチです。

まあこれは絶対ないでしょう笑

 

 

謎5:ジャクェン・フ=ガーは何者?

ゲームオブスローンズのジャクウェン・フ=ガー出典:IMdb

ジャクェンについても様々な憶測が飛び交っています。

  • アリアの師匠シリオ・フォレルと同一人物?
  • ジャクェンの登場シーンのとき、なぜ捕まっていた?
  • ジャクェンはアリアの視力を奪った!?

この人こそホントに謎の多い人物です・・

アリアの師匠シリオ・フォレルと同一人物?

シーズン1でアリアが父ネッド・スタークに剣の稽古につけてもらった師匠シリオ・フォレル。

このシリオ・フォレルとジャクェンが同一人物ではないかと話題になりました。

シリオ・フォレルはブレーヴォスの筆頭剣士なので、ジャクェンと出身は同じです。

またシリオが死ぬときは本編では公開されておりませんし、シリオと戦ったマーリン・トラントも殺したとは明言しておりません。

もしかしたらシリオとジャクェンは同一人物でアリアを助けるために、ジャクェンとして、アリアに近づいたのではないかという説があります。

ジャクェンは誰にでも顔を変えれるので、可能性はあり得ると思います。

シリオ・フォレルが少ない出番にも関わらず人気だからこういう説が出た気がしますが・・・

私もシリオ大好きでした。

 

ジャクェンは最初なぜ、捕まっていた?

ジャクェンは作中でもトップククラスの強さを誇るにも関わらず、登場シーンはラニスターに捕まっていました。

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暗殺集団「顔のない男」なのに、何で捕まったのかは謎です。

これは、捕まったというよりもアリアと関わるためにわざと檻に入ったのではないでしょうか?
ジャクェンの強さやスキルを考えても、こちらの方が納得できます。

もし、ジャクェンがシリオと同一人物ならば、シリオは殺されておらず、マーリン・トラントに捕まえられて、アリアを助け、強くするためにジャクェンとして現れたのだとすると、かなりおもしろいですね。

このように考えるとジャクェンが捕まっていたのもうなずけます。

 

ジャクェンはアリアの視力を奪った!?

アリアが最初に暗殺を放棄して、マーリン・トラントを殺します。

その償いとして、ジャクェンはアリアの視力を奪います。

そして、盲目のアリアが成長した時にはその視力を返すこともします。

ジャクェンって、一体、何者・・?

視力を奪うことができるのって、もはや人ではない気がしますが笑

「顔のない男」は”数多の顔の神”を崇拝していますが、ジャクェン自身がこの”数多の顔の神”ではないかという話も出ています。

 

最後に

「顔のない男」編は謎が多くて、よくわからないところも多いです。

今、この解説書いていて、思ったのは、あんまり深く考えて「顔のない男」編を見ない方がいかもしれないということです。

「アリアが強くなるためにジャクェンの元で修行しているなぁ。」

って感じで見るのが1番いいような気がします・・

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