映画『FREAKS(フリークス)能力者たち』を見ました。
本作はスティーブン・スピルバーグ監督によるクリエイター発掘リアリティショー「On the Lot」のファイナリストに選ばれた5人のうち2人が共同監督を手掛けた作品です。
世界中の映画祭で9部門を受賞し、大絶賛を得ているそうです。
ちなみに日本では『未体験ゾーンの映画たち2020』の上映作品として2020年1月12日に公開予定。
能力者の映画は最近ではよくあり、こういう類の映画は僕は好きなので思った以上に面白かったかな。
この記事は映画『FREAKS(フリークス)能力者たち』のネタバレ感想です。
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映画『FREAKS(フリークス)能力者たち』の作品情報
スティーブン・スピルバーグによるクリエイター発掘リアリティショー「On the Lot」でファイナリストの5人にまで勝ち抜いたザック・リポフスキー&アダム・B・スタイン監督コンビによる能力者一家の壮絶な戦いを描いたSF映画です。
日本での公開は『見体験ゾーンの映画たち2020』の上映作品の一つとなっています。
『未体験ゾーンの映画たち』とはいろんな理由で日本での公開を見送られてしまった映画をスクリーンで体験してもらおうという企画です。
世界各国、あらゆるジャンルの映画から選出され、毎年ラインナップが違います。
ちなみに2012年から開始して2020年で9回目です。
監督&キャスト
【監督】
ザック・リポフスキー
アダム・B・スタイン
【キャスト】
エミール・ハーシュ
ブルース・ダーン
レクシー・コルカー
エミール・ハーシュは最近では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で有名人ヘアスタイリストのジェイ・セブリング役を演じていました。
ブルース・ダーンも『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演していますね。
2013年の『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞した経験を持っています。
レクシー・コルカーはあまり情報がありませんね。
もしかしたら初出演かも。
映画『FREAKS(フリークス)能力者たち』のネタバレあらすじ
ネタバレを含みますのでまだ見てない方はご注意ください。
家から出てはいけないクロエ

7歳のクロエは父と2人暮らしをしている。
家は厳重な鍵がかけられており、窓は外から見えないようにカーテンやテープなどで止められている。
父はいつも外を警戒していてクロエに外に出てはいけないと言っていた。
さらにクロエは普通に生きるためにいつも父に「自分はエレノア。ママはナンシー、姉はハーパー・・・」と練習をさせられている。
そんな毎日を過ごしていたが、夜中クロエが寝ようとするとクローゼットから物音がしている。
クロエがクローゼットのドアを開けるとそこには女の人が泣いていた。
クロエはビックリして幽霊が出たと思い寝床に慌てて戻る。
父がクローゼットを確認しに行くと誰もいない。
クロエはおかしいと思いながらも怖いので父に一緒に寝てほしいと言って眠る。
外に出るクロエ
父がクロエにアイスを買ってくると約束して買い物に出かけるが、血だらけで帰ってくる。
血だらけだがほとんどは相手の血らしい。
しかし父はケガをしていて自分でケガの治療をしているのだが、クロエはそんなことはおかまいなしでアイスがないことに腹を立てる。
父はケガのせいで眠ってしまい、その隙にクロエはお金を持って外にでる。
外の世界に驚くクロエ。
家の前にはいつもの移動販売のアイスクリーム屋が止まっている。
アイスクリーム屋はクロエの祖父だった

アイスクリーム屋のじいさんはクロエにしゃべりかけるが、なぜかクロエの名前を知っている。
クロエはアイスを買い話していると「公園に行きたい」と言い、じいさんは「まさに今から行くところだ。」とあやしさ満点でクロエをアイスクリームの移動販売車に乗せ、公園まで連れていく。
クロエは初めての公園にテンションが上がり、ブランコをし始める。
後ろでじいさんがブランコを押しているがどんどんと高くブランコを押していく。
クロエに恐怖感や怒りを感じさせたかったようだ。
「ママのように強くなれ。」とじいさんはクロエに言う。
その時警察がやってきて、あやしいじいさんを捕まえようとする。
するとクロエが「どこかにいけ。」と何度も言うと警官は突然何処かへと行ってしまう。
公園からの帰りの車の中でじいさんはクロエのママとは親子でクロエは孫だと伝える。
じいさんとの別れ際にクロエは薬を渡され「会える時は父親が眠っている時だけだから、アイスクリーム屋の車の音が聞こえたら父親にこれを飲ませるんだよ。」と言われ家に帰る。
能力者はフリークと呼ばれる
夜中、父はヘッドフォンでニュースを聞きながら寝ている。
クロエはそのヘッドフォンをとり、ニュースを聞く。
「フリークは能力者で都市に住むのは法律違反で、マドック山に居住地を設けている。」
と言う話がされている。
クロエが部屋に戻るとクローゼットから賑やかな声がしている。
クロエ気になってクローゼットを開けると大勢の子どもたちがでてくる。
その中にはハーパーがいて「なんであなたがここにいるの?」と言い、クロエのことを「フリークだ!」と言ってみんなで罵る。
みんなにフリークと呼ばれ怯えるクロエ。すると今度は子どもたちは消え、女の人がクローゼットにいている。
この女の人はクロエのママだったのだ。
ママは「新しい人生を歩んで。」とクロエに言う。
向かいの家の養子になることを拒否される
クロエは父にママがクローゼットにいることを言っても信じないので、眠らせて外に出る。
向かいの家のナンシーに新しいママになってもらおうと向かうが、じいさんが止めに入り連れ去る。
じいさんは女性のレイ捜査官に会いに行きママを助けるためにクロエを使ってマドック山に連れて行かせようとするが、策略はバレる。
レイ捜査官はじいさんとクロエを捕まえようとするが、じいさんは透明になれる能力を使ってクロエとともに逃げ出す。
家に戻ると父がじいさんを見て怒り、じいさんとともに急に消えるが、父だけが戻ってくる。
父は時間を遅くすることがでできる能力を持っているのだ。
父はクロエを向かいの家に養子にするように連れていくのだが、クロエがフリークということがわかり、ナンシーは拒否する。
クロエの能力でママを助ける

クロエがフリークということが判明してナンシーは通報する。
家にいた父とじいさん、クロエの前にナンシーが捜査官に話している映像が映る。
クロエの能力は人を操る能力で頭に思い描いた人が目の前で見ることもできるみたいだ。
そして、クロエは捜査官を操ってナンシーを殺害。
次にクロエがママを強くイメージするとママの映像が出てきて、驚く父とじいさん。
ママは研究職員と屈強な警備員みたいな2人に何か注射みたいなの打たれようとしているが、クロエが研究員と警備員を操り、ママの命を助ける。
ママは無事脱走する
クロエがママを助けている間、レイ捜査官が家を調べにくる。
父が対応するがごまかすことができず、撃たれる。
さらにレイ捜査官はクロエにも発砲するがじいさんがかばって撃たれる。
そのことでクロエは怒り、レイ捜査官を操って殺す。
クロエはママを無事救い出すが、家にヘルファイア(ミサイル)を撃たれ絶体絶命。
父が最後の力を振り絞って、能力で時間を遅くして、クロエを救うが父は死んでしまう。
クロエは捜査官に囲まれるがママ登場で捜査官全滅。
ママとクロエはどこかに飛び立つ。
映画『FREAKS(フリークス)能力者たち』のネタバレ感想と解説
フリークスとは?
能力者はフリークと呼ばれています。
ちなみにフリーク(freak)とは「奇形、変種、(思想・習慣などで)一風変わった人、奇人、気まぐれ、酔狂、(…の)熱狂者」と意味だそうです。
能力者は普通の人とは違うということを皮肉を込めて言っているような感じですね。
この映画の場合の能力者はかなり制限を受けている・・っというか犯罪者のような扱いになっています。
映画の中で多くは明かされていませんが、一つは「都市に住むのは法律違反」だそうです。
マドック山という場所に居住区を作ったのでそこで暮らすという話もありましたが、実際は能力者を兵器として利用しようとする研究施設のような場所でした。
(ママのメアリーが収監されていたところ。)
過去に何があったのかやフリークがどのように生まれたのかまでは語られませんでしたが、人数はクロエの家族以外にも何人かいそうですね。
能力を使うことで目から血の涙が出るのが特徴で、捜査官たちはそこに特殊な光を当てることでフリークかどうか確認していました。
つまり、世間には隠れフリークが今だにいるということでしょう。
かなり警戒されていますが、脅威的な能力ですもんね。
次に能力についてまとめたので紹介していきます。
クロエの家族の能力は?
フリークスはクロエの家族しか登場しませんのでクロエ、父、祖父、ママの4人です。
けっこうチート級な能力ばっかりです。
それは世間から警戒されますわ。
クロエの能力
クロエの能力は『人を操ること』です。
「眠れ」と言ったら相手は眠ってしまうし、「どこかへいけ!」と言ったらどこかに行ってしまいます。
また強く想うとその人物の場所に現れることができます。
ママを強く想えば、クロエの前にはママが出てくるが、ママのところにはクロエが出てくることになります。
ちなみママの周りの人はクロエのことが見えません。
この映像から映っている人を操ることができます。
父の能力
『時間を遅くすることができる』能力です。
自分の周りに泡ができ、その泡の外は時間が遅くなり、泡の中は通常の時間の流れになります。
父は起きている時はずっと泡で家の中を囲っていました。
そのためママがマドック山に収監され、父とじいさんが逃げ出した時から世の中では数ヶ月しか経っていないにも関わらず、家の中では7年の月日が流れていました。
クロエは数ヶ月の間に7歳になっていたのでママは最初気づかなかったわけですね。
しかも父はママが生きていることも知らなかったので7年間苦しんでいたらしい。
世の中では数ヶ月しか経っていないのに・・
じいさんの能力
じいさんは『透明になれる』能力。
クロエを触って一緒に透明になっていたので触れたものも透明にすることができるのでしょう。
ただし物は透明にできないと思います。
銃を持っているときは透明になっていなかったし、そういえば自分の血も透明になっていなかったな。
けっこう便利な能力ですが、さほど活躍の場がなかったですね。
ママの能力
能力を使っているところが少なすぎてはっきりとはわかりませんが、『飛ぶことができる』能力かな?
ロケットのように飛ぶので飛んだ瞬間に近くにいる人は一瞬で木っ端微塵になってました。
ちなみに着地した時もミサイルのように落ちてくるので近くの人は木っ端微塵になっていました。
かなり有名な人だったみたいですので、まだまだすごい能力があるかもしれないです。
にしてもこんなチート級な人をどうやって捕まえたんだ?
能力者をメインにした映画って多い
能力者をメインにした映画ってけっこう多いですよね。
『クロニクル』『ジャンパー』『PUSH 光と闇の能力者』や『X-MEN』もそうですね。
日本で言えば『モンスターズ』。(韓国映画『超能力者』のリメイク版)
やっぱり人類はこういった能力を持つ人間が今後現れる、または造られることになっていくのでしょうか?
能力者をメインにしたどの映画も能力者は煙たがられているんですよね。
フリークスも煙たがられているというか排除の対象になっていました。
この映画では最後はママが「隠れて暮らそう。」と言っているのに対してクロエが「隠れる必要はない。」というようなことを言って終わります。
『隠れる」か『戦う』の選択になりますが、『戦う』を選択するのってすごい勇気のいることですよね。
僕だったら完全に隠れます笑
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