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『エンドゲーム』のややこしいタイムトラベルについて考察と解説!

みなさん『アベンジャーズ/エンドゲーム』見ましたか?

もう感動ですね!

約10年の集大成というものを感じました。

『インフィニティ・ウォー』でサノスの指パッチンにより宇宙の半数が消滅してしまい、絶望的なアベンジャーズでしたが、この消滅した半数を取り戻す方法を見つけ出します。

それが、タイムトラベルです。

しかしこのタイムトラベルが実にややこしい!

「なんとなくわかるんだけど、この場合はどういうこと?」
と、私は映画を見ながらタイムトラベルに対する疑問がいくつか湧いてきていました。

そこで、この『エンドゲーム』のタイムトラベルについて、考察したので解説していこうと思います。
この記事で、タイムトラベルの説明や本編で起きたタイムトラベルに関する疑問点などを答えていきます。

ネタバレを含んだ内容なので、まだ『エンドゲーム』を見てない方はご注意ください。

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エンドゲームのタイムトラベルの仕組み

タイムトラベルといえば、思いつくのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はタイムマシンであるデロリアンという車に乗って、未来や過去に行く映画で、過去の出来事を変えてしまったら、自分たちの今も変わってしまうという話でした。

『エンドゲーム』では、「このタイムトラベルとは違う。」と、プロフェッサーハルクが否定してました。

 

過去を変えても、現在は変わらない

プロフェッサーハルクが言うには、

「もしも君が過去に行けば、その過去が君の未来になり、元々いた現在は過去になる。未来が過去に影響を与えることはできない。」

どう言うこっちゃ??

つまり、この宇宙にはタイムラインがいくつもあるということなのです。
『エンドゲーム』は、いわゆるマルチバース(多元宇宙)の世界なのです。

例えば、本編でローディが「サノスが赤ん坊の時に戻って、殺したらどう?」みたいな提案をしますが、過去に戻って赤ん坊のサノスを殺したとしても、今いるアベンジャーズ達のタイムラインの世界ではサノスは赤ん坊の時に死んではいないのです。

サノスを赤ん坊の時に殺すと、サノスのいないタイムラインの世界がもう一つ出来上がるでけなのです。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムトラベルで行くと、サノスが赤ん坊の時に殺されたら、今のアベンジャーズの世界はサノスが存在せず、宇宙の半数が消滅していない世界に変わります。

『エンドゲーム』のタイムトラベルでは、過去を変えればその時点でタイムラインが分岐して、もう一つの未来が出来上がっていくのです。
そして、今の元のタイムラインは何も影響を受けず変わらないのです。

 

アベンジャーズの「タイム泥棒作戦」とは?

エンドゲーム出典:IMdb

このマルチバース方式のタイムトラベルを踏まえて、アベンジャーズは消滅した宇宙の半数を救うために「タイム泥棒作戦」を決行します。

「タイム泥棒作戦」の内容は、6つのインフィニティ・ストーンをタイムトラベルで過去から手に入れて、今のタイムラインに戻ってきてから、6つのインフィニティストーンを使い、宇宙の半数が消滅した出来事をなくすというものです。

この方法だと、元のタイムラインでインフィニティ・ストーンを使用しているので、成功すれば宇宙の半数は復活し、大成功です。

しかし、ここで問題が一つあります。

 

インフィニティ・ストーンがないタイムラインが出来上がってしまう!?

過去に戻ってインフィニティ・ストーンを手に入れ、今のタイムラインに戻り、インフィニティ・ストーンを使うのはいいのですが、そうすると、インフィニティ・ストーンをとられた過去のタイムラインが出来上がってしまいます。

エンシェント・ワンは、過去にインフィニティ・ストーンを取りに来たプロフェッサーハルクに「ストーンを取り除けば、時間の流れが分裂して、ストーンのない時間が生まれてしまう。」ということを言い、渡すのを拒みます。

確かにここでエンシェント・ワンの持っているタイム・ストーンがなくなると、そのあとの『ドクター・ストレンジ』でストレンジはドルマムゥに勝利することができませんしね。

そこで、プロフェッサーハルクは、「借りるだけで、また元の時に戻す。」ということを約束し、タイム・ストーンを手に入れます。

今のタイムラインでインフィニティ・ストーンを使ったら、またタイムトラベルをしても過去に戻り、元通りにすれば、インフィニティ・ストーンがないタイムラインは作られないので、問題ないのです。

 

過去には量子世界からタイムトラベルする

『エンドゲーム』のタイムトラベルは量子世界から過去に行くというものでした。

そのため物体の大きさを自由に変化させる特殊粒子である”ピム粒子”が必要なのですが、ハンク・ピム博士が消滅してしまっているので、数に限りがあります。

そこでアベンジャーズは作戦を練ります。

効率よくストーンを回収し、全員が今のタイムラインに戻ってこれるようにするために、3チームに分けて、インフィニティストーンを一度に取ってくることを考えつきます。

【2012年 ニューヨーク】

  • トニー、スコット:スペース・ストーン
  • スティーブ:マインド・ストーン
  • ブルース:タイム・ストーン

【2013年 アスガルド】

  • ソー、ロケット:リアリティ・ストーン

【2014年 惑星モラグ、惑星ヴォーミア】

  • ローディ、ネビュラ:パワー・ストーン
  • ナターシャ、クリント:ソウル・ストーン

結果的には、すべてのインフィニティ・ストーンは集まるのですが、アベンジャーズのメンバーはいくつかミスをしていきますし、タイムトラベルについても「これはどうなの?」という疑問も出てきた人も多いと思います。

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タイムトラベルの疑問点を考察・解説!

『エンドゲーム』のタイムトラベルを見ていて、「インフィニティ・ストーンを過去から取ってきもまた元に戻せば大丈夫!」と言い、アベンジャーズ達は過去に行きました。

その結果、インフィニティ・ストーンは過去に戻せましたが、ところどころ、「あれ?これはどうなってるの?」って思うことが出てきてました。

タイムトラベルでの疑問点を考察したので、解説していきます。

ソーのムジョルニア持ち帰りは大丈夫なのか?

ソーがリアリティ・ストーンを取りに2013年のアスガルドに行った時に、ムジョルニアを持ち帰ってきます。

持ち帰ってきたおかげで、ストームブレイカーとムジョルニアの二刀流を使うことができ、キャプテン・アメリカもムジョルニアを持ち上げサノスと戦うことができました。

かんべえ
かんべえ
ムジョルニアなかったらキャプテン・アメリカはサノス戦の時に役に立たなかったんじゃない?

ムジョルニアはそれぐらいサノス戦の時に役に立ったので、2013年から持ってきて正解だったのですが、このソーのムジョルニア持ち帰り事件は大丈夫なのか?

と心配する人もいると思いますが、キャプテン・アメリカが最後にストーンを過去に返しに行く時にムジョルニアも持っていたので、一緒に返したのだと思います。

2013年にムジョルニアがなかったらソーも下手したらマレキスにやられちゃいますからね笑

 

ロキがスペース・ストーン持ち去って、どこかに消えちゃったけど?

2012年ニューヨークでトニーとスコットがスペース・ストーンを取ろうとしますが、失敗し、ロキがスペース・ストーンを奪いどこかに消えてしまいます。

これは、完全に新たなタイムラインができたと見て間違いないですね。

トニーとスティーブは1970年代のS.H.I.E.L.D.の基地へタイムトラベルし、スペース・ストーンとピム粒子を取って、今のタイムラインに戻ってきます。

なので、最後にスティーブがスペース・ストーンを返したのも1970年代のS.H.I.E.L.D.の基地。

つまり、2012年にロキがスペース・ストーンを奪って逃げたというタイムラインが出来上がりました。
その後どうなったのかがとても気になります。

マーベル・スタジオがロキを主役とするドラマシリーズの製作を発表していて、もしかすると、そこにつながるのかもしれないという話も出ています。

『エンドゲーム』でわざわざロキがスペース・ストーンを奪って逃げるという話の流れにしたのは、このドラマシリーズの伏線のためだとしたら・・ 可能性高そうですね。

 

ネビュラが過去の自分を殺した!?

2014年のネビュラはサノスと共に今のタイムラインである2023年に来ます。

そこで、2014年のネビュラは2023年のネビュラに殺されてしまいます。

しかし、2023年のネビュラには特に何の影響も感じられませんでした。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』方式なら、過去の自分を殺してしまうと、今の自分も消えてしまいますが、「マルチバース」方式なら過去の自分を殺しても今の自分には何の影響もなく、自分が死んでしまったタイムラインが生まれることになります。

そのため、2023年のネビュラは過去の自分を殺すことができたのです。

 

2014年のガモーラ、ネビュラ、サノス軍団はいなくなる?

2014年のネビュラだけでなく、ガモーラやサノス、サノス軍団も2023年のタイムラインに来たので、ネビュラ、ガモーラ、サノス、サノス軍団のいないタイムラインも出来上がりました。

2014年のその後の世界では、サノスの指パッチンも起きないということなのでしょうかね。
そうなると、かなり平和な宇宙になりそうですね笑

2014年のガモーラは、そのまま2023年の世界に滞在中なので、今後の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で登場してきそうです。
クイルが地球から旅立とうとした時、ガモーラ捜索で地図を開けていたので、おそらく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3』はガモーラ捜索についての話かもしれません。

 

キャプテン・アメリカの最後はどういうこと?

サノスとの戦いが終わり、スティーブはインフィニティ・ストーンを元のタイムラインに返しにタイムトラベルをします。
しかし、スティーブはタイムトラベルで元に戻ってはきませんでした。近くに現れたのは年老いたスティーブだったのです。

スティーブはタイムトラベルでインフィニティ・ストーンを元に戻した後、トニーが言った「自分の人生を生きたらどうだ?」という一言を思い出し、タイムトラベルをせずに自分の人生を生きてきました。

おそらく、『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』で最後に氷漬けになり、ペギーとのダンスの約束を果たせなかった時間を取り戻しに行ったのだと思われます。

しかし、これは「マルチバース」方式のタイムトラベルではおかしいのです。

MCUの2023年のタイムラインではスティーブはペギーとの約束は果たせず、氷漬けになっていました。
スティーブが過去に戻り、ペギーとの約束を果たし、一緒に過ごす人生を送ったならば、それはもはや別のタイムラインが生じているということです。

その別のタイムラインの年代が2023年になったとしても、MCUの2023年とは別のタイムラインのため合流することはないのです。

それにも関わらず、年老いたスティーブはMCUの2023年のタイムラインにいているのです。

このことに対しては明確な答えは出ていませんが、おそらく、スティーブがペギーとの時間を過ごした後、元のMCUの2023年のタイムラインのタイムトラベルして合流したのではないかと思っています。

そうすると別のタイムラインで生きていたとしても、スティーブのタイムラインでは元のMCUの2023年のタイムラインは過去になるので、タイムトラベルして合流することは可能です。

かんべえ
かんべえ
なんだかややこしくなってきた。

トニーとスティーブが1970年代にタイムトラベルして、トニーがスペース・ストーンを手に入れ、スティーブが元のタイムラインに戻るためにピム粒子を手に入れるシーンがあります。

そこでスティーブはなぜか、ピム粒子を4つ取っています。
元のタイムラインに戻るためのトニーとスティーブの分で2つです。

残り2つは、もしかしたら、ペギーとの約束を果たすために自分が氷漬けにされている時代に戻るのと、元のMCUの2023年のタイムラインに戻るのに使ったのではないでしょうか。

 

ピーターの同級生はどうなってる?

『エンドゲーム』の終盤にピーターは学校に行き、ネッドを見つけ喜びますが・・

かんべえ
かんべえ
あれ?5年経ってるんだよね?

そうなんです。
宇宙の半数が消滅してから5年が経っているのです。

ネッドも消滅していたのなら、まだ同い年ですが、消滅していなかったら、ピーターより5歳年上になっちゃいますよ。

同級生も同じですよね?
単純に同級生の半数が消滅したとしたら、半数はもうピーターより5歳年上です。

なんか世界観おかしくなっちゃいましたね笑?

『エンドゲーム』の次回作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で、どうなるのか明らかになるのでしょうか?

それともこのままなかったことのように進んでいくのか気になるところです。

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