『ドリルを売るには穴を売れ』は期待以上に学びの多い本だった。しかも、おもしろい

『ドリルを売るには穴を売れ』は期待以上に学びの多い本だった。しかも、おもしろい

『ドリルを売るには穴を売れ』という本はブロガーの皆様なら一度は耳にしたことのある本ではないしょうか?

「マーケティングを学ぶならこの本がおすすめ」

と多くのブロガーが勧めていますし、みんな読んでるっぽいです。

僕はブロガーと言えるほどの誇りと気力も持ち合わせていませんが、一応ブログを書いている者のはしくれ。

ブログを書き始めて1年半は経った今、ようやく読んでみることにしました。

読んで見た感想は・・・

「もっと早く読めばよかった・・」

です。

この本はブロガーだけでなく、どんな仕事をしている人にも学びのある本だと思いますね。

これから読むか悩んでいる人向けにどんな本だったのか簡単に紹介しときます。

 

『ドリルを売るには穴を売れ』は期待以上に学びが多い

多くの人に勧められているので、勉強になりそうとは思っていたが、期待以上に学びの多い本でした。

しかも読みやすいし、面白い。

僕が読んでみて、どんなことが学べたのか3つだけ紹介しますね。

個人的な感想なので的外れな意見もあるかもですが「こんな感じなんだー」って軽い感じで参考にしてください。

マーケティングは肌感覚が大切

マーケティングと聞くと難しそうな話って感じがするけど、この本では最初のほうで『市場調査』とかよりも『肌感覚』が大切という話が出てきます。

例えば、あなたが友達とイタリアンレストランのお店を選んだ理由は、

  • 落ち着いたところがよかった
  • 好きな人と行くからオシャレなところにした
  • このあたりでは手頃な値段で食べれるイタリアンレストランだった

などなど。

理由はいろいろあると思います。

こういったお店を決める感覚がマーケティングを考える上で大切みたいです。

買う側では当たり前のように考えるんですが、売る側になった途端にいきなり肌感覚を忘れて「市場調査が〜」ってなってしまう気持ちかなりわかりますけどね笑

ブログにおいてもどんな内容の記事を書けばいいのかわからなかったりします。

ネットで調べると難しいことが書かれていますが、相手の立場に立って考えていけば、自ずと見つかるのではないかなーと思いました。

 

お客さんが求めている価値

これも当たり前のようで目から鱗の話でした。

本書で書いてあったのはドリルを買う人はドリルが欲しいのではなくて『穴を開ける道具』がほしいのであるってことです。

つまり、お客さんにとっての価値はドリルではなく穴にあるということ。

以前マクドナルドの本を読んだ時に『マクドナルドは時間を売っている』というのを読んだことがあります。

マクドナルドは商品を提供する時間が速いので、忙しい人や朝の時間のない通勤時間にサッと食べたい人に素早く提供できるのが価値みたいですね。

聞いていると当たり前のような感じなんですが、売る側になるとわからなくなるものですね。

ブログに適用しようと考えるのですが、今のところ思いつきません笑

差別化するための軸は3つある

お客さんにとっての価値は3つに分けることができ、それぞれに対応する差別化戦略があります。

  1. 手軽軸
  2. 商品軸
  3. 密着軸

『手軽軸』はそのまんまで手軽に済ませたいというベネフィットを求めているお客さんがターゲットです。

『商品軸』はより良いサービスや商品を求めてる人向けですね。

『密着軸』はお客さんのことをよく知っているお店やファン向けです。

この3つのどれかに絞って差別化していく必要があるのです。

「これ全部やったらいいじゃん!」

って思う人もいるでしょうが、それは一番ダメみたいです。
(ちなみに僕は思っていました・・・)

中途半端になってしまったり、どれも平均的だと差別化にならないみたいです。

なので、自分の強みなども考慮して、どんな人に向けてブログを書いていくのかを考える必要があると思いました。

ブログだけでなく今までの仕事を考えると「だからあの時うまくいかなかったのか・・」と思い当たるふしもあるので、これから要改善ですね。

 

サブストーリーがついているので『ドリルを売るには穴を売れ』は読みやすい

この本の良いところは期待以上に学べるのもそうですが、一番良いのはかなり読みやすいってところです。

なぜ読みやすいのかというと、サブストーリーという小説仕立てで項目ごとを説明してくれているのです。

なので中身は深いし、勉強になるのに、あっという間に読んでしまいます。

しかも小説で例えてくれているので、わかりやすい。

Amazonから届いた時は「思ったより太い本やん」って泣きそうになりましたが、読み始めてみればサクサク進んでいくので本をあまり読まないという人にもおすすめです。

 

ブロガーは『ドリルを売るには穴を売れ』は読むべし!

僕が読んだ感想はこんなもんですね。

読んだだけでは、自分の成長につながらないので、これからは学んだ知識を活かしていけるように使っていきたいですね。

『ドリルを売るには穴を売れ』は多くのブロガーがおすすめしている通りの本でした。

これからブログやるって人は間違いなく読んでおいた方がいい本ですね。

個人的にはブロガーだけでなく、読んでおいたらどんな仕事にも役立つことが書いてあると思ってます。

ぜひ読んでみてください。